小学生の時の話

今ちょっと一仕事終えて、次の仕事を始める前に現実逃避中なのですが、
そういやブログ更新してないし、更新しようにもネタがないな、などと思っていて、
過去のmixi日記を読み返していたら、なんか変な日記を見つけたのでそのままコピペしてネタに使います。


2009年07月30日12:09に投稿したmixi日記


「小学生の時の話」



竹下クンか山下クンか忘れたけど
彼が、マジカル頭脳パワーで流行っていたあるなしクイズを
自分で作った、と出題してきた
俺はその問題の低レベルさと、矛盾点をひどく非難した
次の日、高橋クンが椅子を後ろの机によりかけていたら
後ろの女子が机をひいて
後頭部から落ちた
その後、震えて泡をふいていた高橋クン
救急車で運ばれて行って、
半年、帰って来なかった。
高橋クンはそれまで、完全にびびりだったのだが、
脳の手術を終えて学校に戻ってくると、
性格が完全に変わっていて、
強気で嫌な奴になっていた。
当時は手術で何かが変わったくらいにしか思わなかったが、
今となっては、脳を移植したんじゃないのか、
などと空想してみたり。
高橋クンの頭には手術の跡らしきものが残っていて
頭にT字型のハゲがある
吉田クンは小学生の中でも髪が長い方で、
何故か当時は髪が長い事がかっこ良く思えた
当時の自分の感覚は、一般的ではなく、
今になって客観視すると吉田クンは全くかっこ良くなかったのだが、
吉田クンもいつのまにかいなくなっていた。
奥村クンと大橋クンと、もう一人、
スポーツ万能でちょっぴり悪いトリオがいた
彼らはクラスでもリーダー格だったのだが、
奥村クンの顔は、シニカルヒステリーアワーに出てくるツネコそっくりだ。
勝見クンは近所に住む年上の人なのだが、
いつもはな垂れで、臣くんという人といつも一緒にいた。
家が近いこともあって勝見クンの家にいったりもしていたが、
俺の持って行った明治の板チョコに興奮していた事を思い出す。
隣のマンションにいた彩ちゃんにはバレンタインデーにチョコをもらったのだが、
当時の自分にはその意味がわからず、その後も普通に接していたら、
ある日、彩ちゃんは引っ越して行った。
今思い出すと、彩ちゃんの名字は上戸だった気がする。
唯一、俺よりも勉強の成績が良かった優等生は、
3桁の計算を目にも止まらぬスピードでやってのけた。
彼女は、家ではちびまる子ちゃん以外のテレビを見れないといい、
「くもん」に通っていた。
下の学年の知り合いに、昼食時に突然呼ばれ、
1年生の教室で、年配女性の先生に、
「あなたがやったの?」と聞かれ、
身に覚えが無いけど、「はい」と言った。
当時の自分は、生きて行く為に、全ての事に対して肯定しなくてはならなかった。
そのあと、昼休みが終わり、掃除の時間に緒方先生にボコボコに殴られた。
教室は見世物小屋となり、全校生徒は俺がボコボコにされるのを面白そうに見ていた。
小学生とは残酷なもので、非現実的な事が目の前に繰り広げられていると、
ただのショーにしか見えないのだ。
しかし本当に残酷だったのは俺の方で、
武田クンと二人で遊んでいる時、
今日なにもすることないね、と話していると、残酷な小学生の俺に名案が浮かんだ
「塩山をいじめようぜ」
武田クンに塩山クンの家まで遊びの誘いに行かせて、
近所の砂利の駐車場に呼び出した。
塩山クンが来るなり、飛び蹴りをお見舞いした。
今まで塩山クンをいじめた事なんて無かったし、その後もいじめたことは無くて、
その日限りのいじめだったのだが、
泣いている塩山クンを駐車場に放置して、カンカンに怒った塩山クンの親がうちに来るまで、武田クンと二人でマリオ3をしていた俺は、今思うと本当に残酷だったと思う。
マリオ3といえば、年上の女の子と、その妹や弟たちとよくマリオ3をしていたのだが、
ある日うちの近くに野良猫が子供を産んだ。
年上の女の子はテレビに影響されて、近所の犬に子猫を育てさせようとした。
俺は必死にやめさせようとしたが、犬と猫の友情を描いた物語を夢見る年上の女の子は一切聞き入れてはくれなかった。
次の日、子猫が死んでいた。
肯定する事、黙る事、生きる為にこれを忠実に守っていた当時の俺は、この事は誰にも言わなかったが、今日はじめてカミングアウトする事にした。
掃除の時間は、宮本サンと一緒だった。
資料室に吹き込む夏の爽やかな風で、扇風機の羽がくるくると回っていた。
宮本サンは窓の外を見ながら、「夏だね。」と言っていた。
夏の風に揺れる長い髪が魅惑的だった。
社会科の授業で、郵便ごっこをした時、一番に宮本サンに手紙を書いたのだが、
結局最後まで出せずにいた。
俺が転校する日、みんなが寄せ書きを書いてくれた。
吉田クンが、「宝物だ」と絶対他人には触らせなかったキーホルダーをくれた。
あ、やっぱり吉田クンは最後までいたんだ。
女の子はだいたい、ビーズアクセサリーとか、住所を書いた手紙をくれた。
泣いている子もいたけど、結局その後は誰とも連絡をとっていない。
その日は結局宮本サンとは一言も話せなかった。



クンって何回出てきたでしょう。


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